どうも、お茶です。
今回は久しぶりにブログ形式にてお送りいたします。
美味しくて加工に向いた面白いトマトないか?
最近ようやくトマトの生食に幾分慣れてきましたが、やっぱりトマトはソースに加工して食べたい男です。
そして収穫したトマトをトマトソースにしてストックするのが毎年恒例になっています。
先日トマトの種を調べていて
美味しくて加工に向いた面白いトマトないかな~?
なんて色々検索したらですね
もうケチャップは卒業?極上のナポリタンソースが簡単に作れるトマトの新品種『ロッソナポリタン』が誕生!
なんて古い記事(2009年12月18日)を見つけました。
極上のナポリタンソース!?
ほう!これは面白そうだ!
と読み進めていったらですよ?
シシリアンルージュ65%:ロッソナポリタン35%が美味しさの黄金比。
引用元:https://www.value-press.com/
栽培するときの株数もシシリアンルージュ2、ロッソナポリタン1の割合で植えるのがおススメです。
黄金比!
私の大好きな言葉がきました!
色々こだわり思考な私は見た瞬間
これ植えなきゃダメなやつだ(キリッ!)
と、ピーンときて早速種をポチリました。
それにしても今までこのトマト知らなかった自分に驚いています。
色んな品種知ってるつもりだったのに、まだまだ知らないことばかりですね!
シシリアンルージュとロッソナポリタンって?
シシリアンルージュとロッソナポリタンは、パイオニアエコサイエンス株式会社のブランド『マウロの地中海トマト』の品種になります。
マウロの地中海トマトの中でも美肌成分である「リコピン」と「プロリン」が特に多く含まれている品種です。
出典:マウロの地中海トマト
さらに、美味しさの基本、うま味成分である「グルタミン酸」が多く含まれ、程よい酸味が特徴です。
塩とオリー ブオイルで炒めるだけで、本格イタリアンが完成します。
そしてリコピンとプロリンが多く含まれているのですが、そもそも双方の成分がよく解っていないので調べてみました。
成分名 | 期待される効果 |
---|---|
リコピン | トマトやスイカに多く含まれている赤色の天然色素。 強力な抗酸化作用を持ち、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、血流を改善する効果、生活習慣病を予防する効果が期待される。 |
プロリン | タンパク質やアミノ酸からコラーゲンの合成を促進する作用があり、破壊されたコラーゲンを修復する効果がある。紫外線による肌のダメージを修復したり美肌効果があると考えられている。 |
リコピンとプロリンには身体に大変よい成分が含まれていることが解りました。
トマトは美味しくて栄養価の高い野菜ですので積極的に食べていきたいですね。
さて、ここでこの2つのトマト、一体どんな特徴があるのか深堀してみました。
シシリアンルージュとは?
何だか名前がエレガントなシシリアンルージュ。
まず「からみつく、うま味」というキャッチフレーズを聞くだけで口の中に唾液がたまってきます。
写真の見た目はミニトマトかと思いましたが中玉トマトの様です。
この品種は他にシシリアンルージュCFとシシリアンルージュTYという裂果の少ない品種もあるようです。
シシリアンルージュの特徴
シシリアンルージュの特徴として以下が挙げられます。
- 中玉トマト 20~30g
- リコピン、グルタミン酸、プロリンが多く含まれる
- 塩とオリーブオイルで炒めるだけで美味い
- 早生、中小葉でやや伸び採光性がよい
- 花数は15~20花/房、赤色縦長果
- 糖度 5~7度
- 普通のトマトに比べて回転が早く多収品種
- 耐暑・耐寒性があり、幅広い作型で栽培できる
- 適作型 露地(寒高冷地から暖地)で北海道でも栽培可能
- 萎ちょう病(F1)・半身萎ちょう病(V)・ToMV(Tm-1型)に抵抗性がある
- ソバージュ栽培ができる
特徴を見る限り、栽培も容易で作りやすい部類のトマトになりますね。
しっかりと耐寒性があるので北海道でも栽培が可能です。
また、ソバージュ栽培ができるのも面白いところですね。
ロッソナポリタンとは?
名前にナポリタンとあるように、ナポリタンになるべくして生まれたトマト?と勝手に解釈しました。
しかもロッソ(イタリア語で赤色)と付いていて「赤いナポリタン」とでも言うのでしょうか?
こちらはミニトマトになります。
ロッソナポリタンの特徴
ロッソナポリタンの特徴として以下が挙げられます。
- ミニトマト 9~11g
- リコピン、グルタミン酸、プロリンが多く含まれる
- 高糖度で生食に向く赤色ミニトマト
- 糖度 9~11度
- 優しい甘口で塩とオリーブオイルで炒めるだけで美味い
- 水分が少なめ
- 極早生、小葉でやや伸び採光性が良い
- 花数は20~25花/ 房、濃赤縦長果
- 裂果が少ない
- 耐暑・耐寒性があり、幅広い作型で栽培できる
- 適作型 露地(寒高冷地から暖地)で北海道でも栽培可能
- 萎ちょう病(F1)・半身萎ちょう病(V)・ToMV(Tm-2型)に抵抗性がある
- ソバージュ栽培ができる
特徴の中で私が魅かれたのが裂果が少ないという部分です。
裂果してしまうと、見た目が悪くなるのもそうですが、裂果した部分からすぐに傷んでしまうので処分しなければならなくなります。
この品種はトマトの水分が少なめで裂果しにくいみたいなので私のストレスを軽減してくれそうなトマトです。
今から栽培するのが楽しみですね。
ソバージュ栽培とは?
特徴の中で見かけるソバージュ栽培とは以下の事を指します。
できるだけ設備や資材を省力化し低コストで高収益を目指す栽培方法を指します。
家庭菜園で簡単に言うなれば
「U字支柱とネットとマルチだけの資材でトマト植えたら最低限の脇芽摘みをして後は放置プレイ」
と、手間を減らしてトマトの好きにさせ野性的に育てる放任栽培です。
また降雨による裂果がですが、雨などの土壌浸透がマルチで軽減されます。
更に株も大変大きく育つため根からの水分が分散され裂果も軽減できるので裂果しにくいとされています。
この事により雨除けなどの資材も不要なのが魅力です。
ソバージュ栽培に関してパイオニアエコサイエンス株式会社さんがマニュアルをご用意しているので、そちらを参考にして下さい。
まとめ 美味しいナポリタンを作るぞ!
このトマトと出会い私がやるべきことは
シシリアンルージュとロッソナポリタンで美味しいナポリタンを作る!
今から凄い楽しみですね~!
この2品種を栽培するにあたり、新しい試みとしてソバージュ栽培にチャレンジします。
隣り合ったあぜ板ベッドにトマトのトンネルができ、そのトンネルの中で赤い実ったトマトを収穫するのを妄想したらニヤけが止まりません。
このトマトの栽培の様子は、後ほど種まきからご報告したいと思います。
2023.03.21追記:種まき始まりました!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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