このページではイチゴのコンパニオンプランツで悩んでいる人が自分に合ったコンパニオンプランツを決めれるように解説します。
はじめに
今この記事をご覧の方は
コンパニオンプランツ試したけど効果がよく解らない。
結局何がいいの?
と思ってる人が大半だと思います。
何故なら私もコンパニオンプランツを試して同じことを思い試行錯誤しました。
この記事では私がイチゴ栽培を始めて5年間に様々なコンパニオンプランツを試した記録と、おすすめしたいコンパニオンプランツをご紹介します。
皆さまのご参考になれば幸いです。
あと実証実験を開始したコンパニオンプランツもありますので、それも最後にご紹介しますね。
コンパニオンプランツとは?
コンパニオンプランツの意味は?
家庭菜園をしていると、ここ最近よく耳にする言葉だと思います。
コンパニオンプランツとは、共栄植物や共存植物と呼びます。
お互いに支えあい、共に好影響を与えながら成長する相性の良い植物同士のこと指します。
得られる効果
得られる効果として以下のものが挙げられます。
- 病気予防 病気被害に遭いにくくなる
- 害虫忌避 害虫被害に遭いにくくなる
- 成長促進 生育が良くなり風味が増す
- 空間利用 空間を効率よく利用できる
しかしコンパニオンプランツ一緒に植えれば完璧に効果を得られるという事はありません。
やはり人間がしっかり成長を観察することが一番大事です。
そして適切にお世話をするとイチゴも応えてくれます。
コンパニオンプランツ+観察=イチゴがよく育つ
この方程式を実践すればイチゴは綺麗に美味しく育つと私は考えています。
イチゴのコンパニオンプランツ
各コンパニオンプランツにレーダーチャートを掲載してますが、これは私の体感での数値ですので参考程度にお考え下さい。
ニンニク
イチゴの代表的コンパニオンプランツで特に成長を促進させる効果に長けています。
一緒に植えることで葉っぱがピンと上を向き風通しがよくなり病気知らずの元気な状態が見られました。
ニンニクの持つ芳香は害虫忌避に効果抜群ですが、逆に受粉作業を手伝ってくれる訪花昆虫をも忌避させるところが確認されましたので注意が必要です。
植える時に近づけすぎると葉が大きくなるばかりで花があまり咲かないという現象が目に付きましたので、最低でも20cm以上離して植えることをおすすめします。
一緒に植えたニンニクは収穫して食べることができますし、保管してコンパニオンプランツとして再利用も可能です。
私は少し扱いにくいけど効果は抜群と思っており露地栽培ならニンニクが有用だと考えています。
ネギ類
あえてネギ類と記載しています。
ここでいうネギ類とは、タマネギ、長ネギ、葉ネギや万能ネギを指します。
イチゴのコンパニオンプランツで定番中の定番で一番無難です。
イチゴもネギ類もよく育ち安定して双方収穫できるメリットが最大の特徴です。
芳香はニンニクほど強くなく、ミツバチなどの受粉の手助けをしてくれる訪花昆虫を忌避する恐れも少ないでしょう。
私も初めて試したコンパニオンプランツになり、初めてコンパニオンプランツを導入するには扱いやすくておすすめです。
しかし種から育てると大変時間が掛かりますので、苗を購入して植えるとよいでしょう。
よくも悪くも平均点。迷っている人、初めてコンパニオンを導入する人には一番向いています。
ペチュニア
ペチュニアをイチゴを近くに植えることで、花の蜜を求めてミツバチやマルハナバチ、ハナアブといった昆虫が訪れます。
イチゴ栽培に不可欠な受粉作業を昆虫たちに任せようというのが最大の役割です。
そしてたくさんの品種や種類があり彩がよくて楽しませてくれる花の一つでもあります。
実体験として、言うほどミツバチやマルハナバチは訪れている印象はありませんが、ハナアブを見かけることは多々ありました。
また葉の裏や花の影にクサカゲロウの幼虫がウロウロしているのを見たことがあります。
このクサカゲロウの幼虫はアブラムシを捕食する益虫です。
見た目が気持ち悪いので害虫と間違えやすいので見かけたら捕殺しないように気を付けましょう。
あくまで受粉作業を訪花昆虫に任せるのが目的。見た目が鮮やかなのでイチゴとの寄せ植えに向ています。
ボリジ
最強訪花昆虫植物、とにかく凄まじいです。
驚くほどミツバチやマルハナバチが訪れていました。
こう聞くと「凄くいいじゃない!」と思いますが、ボリジ自身の成長力と繁殖力が物凄い旺盛で放置しておくと大繁殖します。
これは実体験で畑の一角がボリジだらけになったことがりますのでお気を付けください。
対策としては、花が終わったら摘みとることで防げますが花の数が多いので手間が掛かるのが難点です。
大量に露地栽培している人に向いています。ボリジは株が大きくなりやすいので間隔には気を付けましょう。
ラベンダー
北海道を連想する花はラベンダーでしょうか?
我が家にもラベンダーがあり毎年花を咲かせ楽しませてくれます。
芳香はミツバチやマルハナバチをたくさん呼び寄せボリジに引けを取りません。
ただ根が弱く乾燥を好みアレロパシーまであるため、イチゴと一緒に植えることはできません。
しかしプランターに植えたラベンダーをイチゴに近くに置いたり、逆にラベンダーの近くにイチゴプランターを置くことで訪花昆虫の恩恵を受ける事ができます。
私みたいにプランター栽培しているイチゴをラベンダーの近くに置いたり、ラベンダーをイチゴの鉢植えで囲むと効果抜群です。
ギョウジャニンニク
私の住んでいる北海道では山に自生している山菜で、行者にんにく、アイヌネギ、キトビロという名で呼ばれています。
これをコンパニオンプランツとして実証して有用だと知ったのは2020年でした。
大変バランスの取れたコンパニオンプランツで、ニンニクより強すぎず、ネギ類より強いという絶妙な効果を体感しました。
それからというもの、私はイチゴのコンパニオンプランツにギョウジャニンニクを使うようになりました。
大好きな山菜がコンパニオンプランツになるとは夢のよう。イチゴの収穫期に合わせて収穫出来るのも嬉しいポイントです。
新たなコンパニオンプランツを求めて
他にまだあるのではないか?
イチゴのコンパニオンプランツにギョウジャニンニクを発見してから2年が経ちました。
「他にまだありそうだ」と調べていくと沖縄の島ラッキョウとイチゴを混植している記事を発見しました。
今年たまたま島ラッキョウを植えていた
これは目から鱗が落ちる思い。
そして島ラッキョウは今年植え付けたものでタイムリーでもありました。
北海道で沖縄の島ラッキョウ?とお思いの方が多いでしょう。
これはただ単に私が食べてみたいと興味があり、調べていくうちに北海道でも栽培可能と知ったため今年植えました。
まさに北と南の家庭菜園コラボレーション。
来年1年様子を見てレポートしていきます。
まとめ
- ニンニク
- ネギ類
- ペチュニア
- ボリジ
- ラベンダー
- ギョウジャニンニク
と6種類あります。
みなさまの目的や栽培環境に合わせたコンパニオンプランツを選ぶのが肝要です。
私はコンパニオンプランツも収穫したいという事で、ニンニク、ネギ類、ギョウジャニンニクを選びます。
しかし、鑑賞を楽しみたいという方はイチゴとペチュニア、ボリジを一つの鉢やプランターに寄せ植えすると楽しめると思います。
コンパニオンプランツを活用してイチゴを元気よく育てる。
でもこれはあくまでイチゴの生育を補助するのが目的で、やはり肝心なのは私たち自分の眼で観察することです。
コンパニオンプランツを活用し観察を怠らず美味しいイチゴを収穫しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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